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鍼灸医学

鍼灸医学の特徴

鍼灸医学は、東洋医学の中のひとつで、鍼や灸を用い体に刺したり、温熱などの刺激を与えることにより治療を行います。
低周波をあてたり、牽引したりする物理療法とは異なり、鍼灸医学では、ツボを治療点とし、しかも微細なエネルギー(気のエネルギー)で、大きな効果を出そうとするものです。

ツボとは、経絡 けいらく とは

ツボは治療となる場所であり、診察点でもあります。心身の状態が、体表のツボに反応として現われます。ですから、その反応を診ることにより、どのような病変があるのを判断することができます。ツボは体に365以上あり、それぞれ意味のある名前がつけられています。たとえば、胃愈( いゆ) 、愈は治癒の癒であり治療すれば効果のあるところ(胃愈は胃の病を治療する所)です。

経絡はここではじめてでてくる言葉ですが、全身にエネルギーを供給する通路であります。この通路上にツボが点在しているわけです。
この通路は、全身をくまなく巡っており、体内では、臓腑と結びついています。またこの通路は、どの臓腑と結びついているかにより、名前がつけられています。肺経(肺と密接な関係あり)、脾経(脾と密接な関係あり)、肝経(肝臓密接な関係あり)・・・・です。


鍼灸治療の実際

東洋医学のコーナーの、陰陽と五行を思い出してください!
東洋医学は陰陽の調和をとり、五行の関係を正常にもどすことにより治療をおこないましたね。
たとえば、肺の臓に異常(たとえば風邪をひいている場合)が起きたとします。肺と陰陽関係にある大腸、肺の母である脾、肺を抑制している心を治療すれば、目的を達することができることになります。(ここでは原則としてお話します)
大腸経のツボ、脾経のツボ、心経のツボを使うことにより、肺の状態を正常に戻すとともに全身を調整します。
本来の鍼灸医学は、陰陽五行論の思想を治療に応用したものです。
東洋医学とは    
日本においては、東洋医学と呼称されることが多い。中国から見て東洋医学という用語は日本の伝統医学を指すことがある。 1. 東洋医学 2. 鍼灸医学 3. ツボ療法 4. 健康診断
東洋医学
東洋医学は 陰陽論 人体内部の仕組みも一つの小自然(小宇宙)と考えます。
西洋医学では、組織、器官はそれぞれ独立して異るものとみなしますが、東洋医学では、異なった機能を持ちながらも全体として有機的につながりをもった一つの自然としてみなします。
このように、東洋医学は自然の原理を背景としています。その根底となる思想が、「陰陽論」(いんようろん)であり、「五行論」 (ごぎょうろん)です。

陰陽論

陰陽論は、この世のすべての事物を、以下のように陰と陽にわけていきます。

六腑 小腸 大腸 膀胱 ・・・
五臓 ・・・


陰と陽は独立して存在しているのではなく、相互に影響しあっており、陰陽の調和がとれていることが重要です。東洋医学の治療では、身体の陰と陽の調和を目的に治療を組み立てます。

五行論


五行論は、自然を構成する要素を以下のように木・火・土・金・水の5つに分けていきます。
長夏
中央 西
小腸 大腸 膀胱


それぞれ5つの要素は独立しているのではなく、互いに関係しています。 相生(そうしょう )相克(そうこく)といわれる関係です。
相生は母子関係(木->火->土->金->水->木)、相克は夫婦関係(抑制しあう関係)、(木->土->水->火->金->木)です。
分かりにくいので、臓腑を割り当てて説明しましょう。

五行 五行に臓腑を割り当てると、木は肝、火は心、土は脾、金は肺、水は腎となります。相生では「肝は心の母であり、心を養い育てる臓」となります。したがって、心が弱っているときは、その母である肝を補うように治療します。
相克では、肝は脾を 克こく する関係ですから、肝気が高ぶっている(ストレス過剰状態)場合は脾を必要以上 に克し、消化器症状(脾は消化器系)を引き起こします。精神的ストレスが重なると下痢する場合がありますね。この場合は、肝気をしずめ、脾を正常な状態に戻します

陰陽、五行の自然思想を、自然とともに生きている人間にもあてはめ、治療に応用したものが東洋医学です。西洋医学は、それぞれの臓腑は独立しているとみなしますが、東洋医学は、臓腑間は上記のような相互関係の上で成り立っていると考えます。
ここにも、臓腑を部分としてとらえるか、全体としてとらえるかの考えの違いがみられます。


ツボ療法

はじめに

鍼灸医学は陰陽の調和をとり、五行の関係を正常にもどすことにより治療を行うことをお話しました。
これは、本治法といい、体全体を整え、生命力を強化するという目的の治療であります。鍼灸の真髄ともいうべき治療法で高度の技術を要求されます。
これから、説明するツボ療法は、それとは異なり、むかしからこの症状には、このツボがよく効くと伝えられてきた治療法です。
ツボ療法に適応しない疾患等もありますので、ご注意ください。

用意するもの

ツマヨウジまたはブラシを用います。
●ツマヨウジ
ツマヨウジを20〜30本ゴムバンドで束ねます。
●ブラシ(硬めで小さめのもの)

使用方法


皮膚を軽くたたいて刺激し、皮膚に少し赤みがさすまで続けます。決して強く刺激してはいけません。

ツボのとり方

ツボは説明と絵で示しますが、わかりにくい点もあろうかと思います。大体の場所で結構です。そのあたりに、押して痛いところとか、こり、ザラツキ、湿り気等感じるところがあれば、そこが治療点です。
又、ツボの位置で、指1本分とか、2本分・・・という説明が出てきますが、下に示す指幅のことです



症状別ツボ療法

頭痛 ▽肩こり  ▼腰痛 ▽膝痛めまい ▽冷え性  ▼便秘 ▽下痢  ▼不眠症

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